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会長挨拶 東久留米稲門会会長 平山正徑
昨年は当会へのご協力とご支援をいただき、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。 早稲田大学は昨年の東日本大震災・原発事故の被災者に対し即座に学生、校友の救済、学生ボランティアの派遣など実施したが、大学ならではの支援策を講じられたかと云われれば必ずしも十分とは言いきれず、この面での反省を素に災害時の正しい情報発信、復興、防災の助成を柱とする研究を進めて行く考えを表明いたしました。 一方当会は一貫して活動の基盤となる会員の拡大を図って参りましたが、現在167名の会員を擁し微増を続けつつ減少は免れております。本年も部会、サークルの活動を中心に会員同士の交流を一層進展させるとともに、映画観賞会の開催など市民に開放して参ります。更に大学奨学金の支援策として校友会費納入者数を増やしたいと考えています。現在市内在住校友1,178人中、校友会費納入者数354人(30.05%)ですが、会費納入者数400人を目標に掲げ協力して行きますので、校友会費未納の方の入会、納入をお願いいたします。また「めざせ!都の西北奨学金」や稲門祭の記念品販売にもよろしくご協力の程お願い申し上げます。 皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。
1月18日(水) お誕生会 17:30 東久留米「やる気茶屋」
お誕生会
映画鑑賞会 12月16(金)午後2時より1948年イタリア映画「自転車泥棒」を取り上げ上映260〜270名のお客様が来場し好評裏に終了した。会員の来場者増加が嬉しい。
ス98、ネット71.6で2連勝。団体戦は参加者数が多い当会がやや有利かと思われましたが新ペリアで計算されるハンディキャップは当会に味方してくれませんでした。それはともかく絶好の ゴルフ日和に恵まれ楽しく一日を過ごすことが出 来ました。従来は東久留米に戻ってから表彰・懇親会を行ってきましたが今回はプレー終了後クラブハウスレストランで表彰式を済ませ散会となりました。 (伊東 毅記) グルメ部会 地下鉄丸の内線淡路町駅を下りて数分のところに創業天保元年というあんこう料理専門店「いせ源」がある。昨年11月17日(木)正午、グルメを他称自称する9名が往時のたたずまいを保つこの老舗を訪れた。流石に長く培われた秘伝の割下は厳選された鮟鱇と相俟って実に美味で、残念乍、我らご愛用の東久留米の居酒屋などとは訳が違う。当然それなりにお値段も高いが参加者全員得したような満ち足りた気分に浸った。 小春日和の気持ちよい天気にて、ちょっと散歩して行こうと、近くの湯島聖堂から神田明神へ回る。神無月にて神様はご不在だが敬虔に頭を下げて礼拝。甘いものを口にしたくなり神社入り口角の茶店で久し振りの甘酒を味わい、早くも暮れかけた神田の街を後にした。 (比護喜一郎記)
ウォーキングを楽しむ会 11月27日(日)晴天に恵まれ参加者15名にて第38回目のウォーキングを行った。今回は「第13回山手線巡り・JR田端駅〜巣鴨駅」のウォーキングでした。15名のうち6名は女性(会員夫人等)の参加者で、和らいだ雰囲気で田端駅をスタートした。 今回のコースは田端文士村記念館、大竜寺(正岡子規墓)、六義園、染井霊園、慈眼寺(芥川龍之介墓)、とげぬき地蔵等だった。大正末から昭和にかけての田端は<芸術村・文士村>と呼ばれ、文士では芥川龍之介、室生犀星、萩原朔太郎、菊池寛、堀辰雄、佐田稲子らが田端に集まり活躍した様子が記念館の展示で偲ぶことができた。 六義園は五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が元禄15(1702)年に築園した大名庭園で、池をめぐる園路を歩きながら鑑賞する景色は、紅葉には少し早かったがとても素晴らしかった。途中での日本庭園を眺めながらの昼食は格別で贅沢な感じがした。 道順の間違いも一部あったが、約5km・3時間のウォーキングを全員無事完歩することができた。打ち上げを、とげぬき地蔵の近くの居酒屋で有志10名で行い、楽しい一日を過ごす事ができた。 (森田 隆記)
書道部会 書道部第6回作品展 書道部恒例の隔年開催の第6回作品展を昨年12月に3日間、成美教育文化会館にて開催しました。今回は450名以上の多くの来場者があったかと思われ、大成功だったのではないかと思っています。これには幾つかの事情が重なったことがあります。その一つに武藤書道部会長の直筆により稲門会会員全員宛に作品展招待のハガキを出したことです。 また稲門会の行事が3つほど成美会館で同時に行われたことです。 いや、今回の成功は武藤先生の指導のもと、部員一同が作品展に向かって一つになって製作に取り組んだ事だと思っています。出展数は過去最高の81点でした。東日本大震災で両親を失った新聞報道の少女の悲しみを作詩した舘さん、それに合わせて栄田さんの復興のシンボルである一本松の書とのコラボレーションによる東北頑張れの武藤先生の企画は時機を得たものでした。神田さんの春、夏、秋、冬の自作の秀句を自分の書で仕上げ、一字の「無」は芸術的作品に近いできです。大病で手術をした久家さんが7点の素晴らしい書を出展しています。苅草さんの「般若心経」を楷書、行書、草書、で書き分ける技量は何人にもできるものではありません。菱山さんも女性らしい流れる美しい書ができあがっています。渡辺さん、小野さん入部2年に満たない二人ですが3点ずつ、各人の個性をもった書を出展しています。福田さん、平山さん、武藤先生は私にとって書の先達であり、ここで云々することは出来ませんが。福田さんの水墨画、短期間での上達に感服します。書でも一皮剥けて一段階進歩したと思います。平山さんの書は読売書法展で「秀逸」を受賞した作品で、さすがに見る人を圧する強い印象を与えるものがあります。私は、武藤先生の書を見ると、これが書だ、作品だと感動するものがあるのです。一つの頂点を極めた書だと感じています。 今後とも書道部員一同、より一層研鑽を重ねて行く所存です。稲門会の皆様のご支援をお願い申し上げます。 (高橋 勤記)
囲碁部会 平成23年度囲碁部合宿が11月19〜20日に秩父小鹿野町の「囲碁の宿越後屋旅館」で行いました。今回は西東京稲門会からも3名参加されて合同対戦の結果小仁井さんが優勝し、西東京の栗林さんが準優勝及び金賞を獲得しました。 第50回オール早慶囲碁大会が12月3日に市ヶ谷の日本棋院で開催されました。対戦結果は次の通り。一般OB 早60―慶54、囲碁部OB 早33―慶43、現役 早12―慶18、合計 早105―慶115 残念ながら慶応の勝利となりました。 平成23年度関東大学囲碁リーグ戦 春季リーグ男子 1早大2法大3駒沢大4専修大5東大 女子 1早大2慶大3帝京大4昭和大5中大 秋季リーグ男子 1早大2東大 3駒沢4慶大5中大 女子 1早大2日女大3慶大4帝京大5東女大 (苅草正守記) 俳句部会 平成23年11月20日(日) 第137回句会 於:東久留米市商工会館 兼題: 「神無月」、「芭蕉忌」、当季自由句 高得点句
平成23年12月17日(土) 第138回句会 於: 成美教育文化会館 兼題: 「虎落笛(もがりぶえ)」、「晦日蕎麦」、当季自由句 高得点句
句会終了後、場所を駅前の寿司処に移して恒例の忘年会を催し、平成23年度の句会を締めくくった。 カラオケ 12月25日(日)年忘れカラオケ大会が 駅前「オンチッチ」で安藤、馬場、野田、高柳、比護、森田、井坂、大島、平山、小牧、安次峰、渡辺、高橋、総勢13人の歌侍が参集し先ずはカラオケ部長安次峰さんによる缶ビールの乾杯!歌い始めは馬場さんの「佐渡情話」以降殆ど懐かしのあの頃の歌ばかりをひとり4〜6曲熱唱?肴も工夫されていて旨い酔うほどに調子が出て来て3時間余、最後は高柳さんの持ち歌「木綿のハンカチーフ」そして校歌を歌って一年の全ての行事を締めくくった。 (平山正徑記)
「巴里のアメリカ人」 3月8日(木) 午後2時から 於:成美教育文化会館 昨年はヨーロッパを舞台にした比較的地味な作品が多かったので、今年は明るくて華のある映画を取りあげたいと思います。その第一弾としてガーシュインの「巴里のアメリカ人」をモチーフにした名作ミュージカル映画。パリで修業中の画家(ケリー)とパリジェンヌ(キャロン)との恋物語。画家には金持ちの米婦人(フォシュ)のパトロン、パリジェンヌにはフランス人歌手(レバント)の婚約者がいたが歌手が身をひいて結局2人は結ばれる。ラストの17分に及ぶダンスシーンは圧巻。 ・アカデミー作品賞 ・オリジナル脚本賞 ・衣裳デザイン賞 ・ミュージカル音楽賞 ・美術館監督賞 ・撮影賞 ・セット装飾賞 以上最も権威があるアカデミー作品賞を始めエンターテイメントに必要な賞を総ナメした感じ。 上映時間113分 (米光慶二郎記) 芸術鑑賞会 ワセダシンフォニーオーケストラを聴こう 「第6回練馬稲門会主催ニューイヤーコンサート2012」は1月21日(土)17:00から指揮:田中雅彦、管弦楽:早稲田大学交響楽団で練馬文化センター大ホールにて開催される。楽曲はワグナー/楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲、ドヴォルザーク/スラブ舞曲第1集作品46より第1曲、由谷一幾/和太鼓と管弦楽のための協奏曲、外山雄三/管弦楽のためのラプソディーほかが演奏される。 鑑賞ご希望の方は数枚のチケットを用意しておりますので早目に菱山までご連絡下さい。 料金は指定席 3,500円 (菱山房子記) 郷土研究会 「府中市郷土の森博物館と大国魂神社を訪ねて」を2月26日(日)行います。ちょうどこの時期は梅まつりが開催され、野鳥写真展やプラネタリウムも組み込み、東京5社のひとつ大国魂神社を参拝するコースです。参加費700円、お申し込みは高橋までご連絡下さい。 (高橋哲男記)
〈会員リレーエッセイ〉〜噴水広場〜 脇役ながら 映画一筋に 一その2一 米光 慶二郎(36文) 我が文化事業にも美しい優秀な女性が5人入り益々仕事に熱がはいりました。文化事業全般を見るようになってからは私、自らが専念する仕事はなく管理者として各担当者に指示することが中心でしたが、晩年の大きな仕事は@ボリショイバレエ学校と取り組むことA札幌に「国際映画学校」を創設することでした。 @ のボリショイバレエはロシアが生んだ歴史ある超一流の舞踏芸術です。そのボリショイのブランドイメージを当社の企業イメージに深化させる戦略です。あまり多くは望めませんがボリショイバレエを生育した学校の日本に於ける分校の設立。(世界ではニューヨークに1校あるのみ)と生徒による日本公演です。大変難しい作業で当文化事業部だけではできません。プロジェクトを作り、外部の識者の意見や当グループのモスクワ駐在所を通じ業務を詰めて行きました。先ず学校は既存の代々木のスタジオをお借りし、本国モスクワのボリショイバレエ学校の教師(指導員)を招き(3ヶ月交替、亡命の予防)クラス別に生徒を限定募集しました。面接試験は母子同伴、もちろん試験官はボリショイ学校の幹部。全国から募集し運営し易い人数に限定しました。子供の学校の都合もあり、東は仙台、西は名古屋まで或る程度限定されました。採用には子供の能力にかかわらず母親が太っていたらダメでした。そして生徒は将来〈ボリショイバレエ学校〉公演が日本で実現できた時には一部参加することにしました。 〈ボリショイバレエ学校〉公演―こちらは他の招聘国との兼合いで毎年実施する訳には行きません。学校設立2年目に実現しました。特殊な公演ノウハウがあるので〈ボリショイサーカス〉を昔から手掛けているE社と共同で実施しました。規模と回数、会場・・・等はミュージカル公演とほぼ同じでした。この公演は企業のサービスではありませんので、事業として約2時間公演で料金は1人12,000円(子供も同料金)でした。 どの会場も大盛況でほぼ満席。そのバレエの素晴らしさに観客は魅了されました。日本人生徒と合同出演の部分はその技量の優劣の差がはげしく不評でした。 ―ボリショイバレエ学校来日余話― 初来日のボリショイバレエ学校の一行は、ゴロフキナ校長(元ボリショイのプリマドンナ60歳位)の厳格な指揮下のもとに生徒80名、スタッフ50名 計130名の堂々たる上陸であった。 ・余話その1−食事には苦労しなかった。好き嫌いがなく、何でも美味しそうに食べていた。中でも生徒たちはマグドナルドのハンバーガーとコーラが大人気であった。 ・余話その2−来日2日目は休養日、朝からスタッフが誰もいない。東京見物と思いきや中古車探しに奔走していたらしい。5万円位の中古車を買い新潟港経由でモスクワの自宅に送ったらしい。その車は自分等が使用するのではなく他人に販売する。その金額でモスクワ郊外に庭つき一戸建新築住宅が買えるそうだ。 ・余話その3−この公演は儲かった。ボリショイ学校への寄付とスタッフへの給金(極めて安い)のみで出演者の生徒には子供のためノン・ギャランティであった(お土産のステーショナリーで喜んでくれた) 私の最後の仕事は「国際映画学校」創設に参画することでした。 もちろん私一個人の発想ではないが、映画をこよなく愛した私が未来の映像を発信する教育、養成機関には大いに賛同し、食指を動かされました。この構想は大分前から進んでいました。 英国の若手プロデューサーD・パットナム氏(「ガンジー」「炎のランナー」のプロデューサー)が英国に設立し若手育成に多大な成果を収めていた。彼は単に自国だけでなく世界に賛同者を求めていた。日本にはフジテレビに呼びかけた。同局の顧問のI氏(小樽出身)が賛同し、その協力を当グループに打診した。当グループはすでに映画制作(文化事業部とは別組織)を開始し良質な作品を数々提供していた。もちろん民間の2社だけでなく官民一体となって、とくに北海道側(札幌市/北海道/地元新聞社/同銀行/同大手企業など)の協力を得て進めることになりました。場所は札幌市の〈芸術の森〉の一角(札幌市が無料提供)。学校名は〈さっぽろ国際映画学校〉(仮称)。一般大学とは違い、規模は小さいが専門度の高い学校を目指した。 事務所は当グループの事務所の一角を使いフジテレビから1名事務局員が派遣された。準備は難航しました。とくに北海道庁が直近のイベント〈北海道 食の幸〉が大失敗で100億円の赤字を出したことから、新しい事業には消極的で当プロジェクトの企画と意志がトップ(道知事、現衆議院議長)に伝わらない有様です。そのうち旗振り役のI氏が急逝。フジテレビも腰くだけになりました。当面、当社の会長がI氏の意志をついで後任としてプロジェクトリーダーになりました。これを機会に私が同プロジェクト担当事務局として単身赴任で札幌に乗り込みました。55歳でした。2年間勤めましたが苦労の連続です。 その間当社の映画制作の責任者が脳梗塞で死去。この頃会社の経営も悪化し、当計画は夢みたいな事業だと批判が出て来ました。経営が回復するまで静かにお茶をにごすと云うことで本部の私は2年間の勤めを終わり、敗北感を味わいながら終止符を打ちました。 文化事業部15年間、15ラウンド激しく戦って来ましたが最後にノックアウトを喰い、引退に追い込まれた形です。それでもこの15年間は3倍の45年分位の仕事をした実感があり私の最も充実した時期だと今でも想っています。 長々とキザな回想録みたいなものを記したため投稿すべきかどうか迷っています。私が東久留米稲門会に入って10年になります。高橋さん、菱山さん・・・などが映画鑑賞会が開かれ、昔の映画バカが頭を持ち上げて来ました。多少はお役に立てるかと「誰が為に鐘が鳴る」からお手伝いすることになりました。 もう31回になります。皆さまのご協力を得て年々顧客数も増え、当稲門会の理念である市民に貢献する活動として認められれば望外の喜びです。 事業としての映画興行に失敗した私が地域のコミュニティとしての映画鑑賞会で喜ばれるのは嬉しい反面、皮肉なものです。 了 3回に亘り掲載した米光さんの凄まじい映画人生劇場はまだまだ続くご健勝を祈ります。 東稲広報室 ○ 当会の新年会は1月22日(日)17時00分より成美教育文化会館にて開催いたします。未だ申込みはがきを投函していないで参加ご希望の方は早急に事務局安次峰までご連絡下さい。 電話: ○ 当会の旅行好きが一緒に旅行をしようという動きが出て来て会員の故郷を盛り込んだ旅と温泉、早稲田縁の地を訪ね歩く旅、あるいは海外旅行にと様々な計画が今後紙面を賑わすことになりそうだ。ますます東稲ニュースから目が離せなくなる。 <編集後記> ●新年はまぶしい輝きを伴って正確にやってくる。平山会長の「部会、サークルの活動を中心に、会員同志の交流を一層進展させる」等の年頭の思いは有効に機能し、参加者に多くの果実をもたらすことだろう●興味深く読ませてもらった「映画一筋に」の米光さんのエッセイ。映画のみならず、文化事業一色にエネルギーをそそいできた情熱に敬意を表したいし、ちょっと羨ましい気もする●タテ社会とヨコ社会。企業や組織体がタテ社会なら定年後のコミュニティはヨコ社会だろう。ヨコ社会への理解が地域にとけこむ第一歩だ。長い間の会社勤めは、相手を組織や立場で判断してきたタテ社会がしみついた人も少なくない。それがなくなると自分の看板を失い社会的に無価値になったと感じて人間関係を断ち切ってしまう。地域のコミュニティにタテ社会の論理を持ち込まないことだ。わが稲門会の会員は現役もOBもとっくにタテ社会を脱出してヨコ社会に浸透している。そしてなによりみんなで肩を組んで校歌を歌うとヨコ一線になる●また新しいカレンダーが動き出す。今年も磨きぬかれた歳月をきざみたい。 (大島勝典)
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