甲州街道を歩く 第4回(H30.2.19)与瀬(相模湖駅)~上野原
-
大雪の為、当初1月22日に予定した小仏峠越えが中止を余儀なくされた上、1ケ月後でも尚積雪が残る状況を踏まえて、春までこの山越え区間のウォーキング゙を先送りし、与瀬から上野原を目指すことにした。総勢12名(男7、女5)で中央本線相模湖駅を10時半過ぎに出発、日差しはあったものの、道路端の気温表示は7度。歩いていると少し汗ばみ、立ち止まると風が冷たく感じるが、厳冬期としては恵まれたウォーキング日和であった。
ガイドブックの地図では、国道20号線(現甲州街道)を跨いで行ったり来たりで、旧街道は現在の道路より距離がかなり長いことは予想通りであったが、現実に旧街道を辿ると想定外のことに出くわした。先ず、アップダウンがきつかったこと。現在の20号線が、橋や切通し、トンネルでなだらかにされていることが良く分かると同時に、往事街道を通った人々の歩行は困難さを伴っていたことが痛感された。島崎藤村の「木曽路は全て山の中である」ではないが、甲斐路も、森林ではないものの、全て山の中であると言いたいくらいの山道で、登って下ってまた登るという道には参ったと言わざるを得なかった。自動車道路マップから勝手に想像していた「楽な歩み」の思いは打ち砕かれ、歩き終わってみると、今回は総歩行距離12㎞程度で、これまでの全3回のウォーキングに比べて4㎞以上短いにも拘わらず、最も負荷が高かったという印象である。次に、旧街道の道筋に分かり難いところがかなりあり、道探しに余分な時間を要した。20号線という目印があるので行く先を失うというようなことはなかったが、行き過ぎて戻ったり、先遣隊を出して道を探ったりは2度3度でなかった。ガイドブックもこうした事柄にきめ細かく対応出来ていなく、あれやこれやで、当初計画では2時半頃の上野原駅終着の予定が、1時間遅れとなった。
東久留米に帰着後、男性陣で恒例の打ち上げを行い、解散。 部会長 東海俊孝記