平成17年10月3日(月)、秋日和の中、女性サークル7名で牧野記念庭園(大泉学園)を散策しました。
"花ありてこそ 吾もあり"   富太郎(1862〜1957) 世界的植物学者 牧野富太郎博士はこよなく植物を愛し、園内には博士が発見したセンダイヤマザクラ、スエコザサ(妻の名をつけた)、ヘラノキ等340種もの植物が育てられています。又、記念館では標本、著書、顕微鏡など展示され当時のままの書庫が保存されてます。
"学問は底の知れない技芸なり" 美しい文字、繊細な花の絵はまさに芸術の域を越えたものでした。東京大学理学部卒業後、文化勲章授与さられ、今は広い学問の聖地を一般に開放し後世に伝えています。昼食は"梅の花"で楽しいひとときを過ごしました。  (部会長 棚野愛子)



 梅雨のはしりを思わせる平成17年6月2日(木)、文京区音羽の丘の鳩山会館を訪ねました。 日本の近代政治と教育界に貢献した鳩山家がの遺した会館は実に整然と構えられ、各部屋に遺された数々の品に目を見張りながら、まさに戦後政治の原点を見る思いでした。 都心とは思えない心地よい空気に包まれた庭園は色とりどりの美しいバラを咲かせていました。冬の手入れがよろしいのか、花も葉もきれいで、都会の喧騒を忘れさせてくれました。バラは人の心をおおらかにすると感じました。楽しい一日でした。    (部会長 棚野愛子記)


 平成16年6月14日(月)、明治神宮に菖蒲の花を観にいきました。花は盛りで、幸い天気にもめぐまれて、楽しく鑑賞できました。その後体力のある人は本殿まで行き、疲れた人は入り口の鳥居の所の茶店で休んで待っていて、再び皆がそろったところでレストランで昼食をいただきました。女性会員のみの気楽さからか話も弾み、散会となりました。又しばしこのような会を持ちましょうと皆で満足できた楽しいひとときでした。(部会長 石寺 美弥子)



ハム工場見学会

 平成15年11月7日、女性サークル企画による東京都福生市にある創業70年の老舗の大多摩ハム小林商会の工場見学を行った。参加者は、女性8名、男性4名であった。同工場は、JR青梅線福生駅より徒歩3分、すぐに見えてくるのは、三角屋根の欧風建物で、これは工場直営のレストラン、その奥の工場に伺った。 この会社は、創業者小林栄次氏が、ドイツ式ハムを日本に伝えたローマイヤー氏に師事し、1932年に独立して設立したもので、福生市には1947年に移って来たという。1972年からは、消費者の要望で無添加ハムの製造も開始し、現在は月産60dのうちの6割を占め、その多くが学校・幼稚園給食用に出荷されているという。じっくり時間をかけ、原料も国産豚("TOKYOーX"も使用)を使い、おいしいハム作りにこだわっていることが強く感じられた。 ビデオで製造工程を見た後は、白い帽子、白衣、白い長靴に着替えて工場内を見学した。衛生に大変気を遣いながら、手間をかけて丁寧に作っている様子であった。 1時間半の工場見学の後は、直営のレストランで、地ビール、ドイツビール、ワインを片手に、ハム・ソーセージのランチとなり、大いに親睦を深めた。
                                                    吉川明美 記


直営レストラン 「シュトーベン・オータマ」



◆ 平成15年5月30日     
唐澤博物館見学会 

西武池袋線桜台駅より徒歩約15分、閑静な住宅街にある3階建のこじんまりした洋風建築であった。
 この博物館には、東京教育大学(現・筑波大学)唐澤富太郎名誉教授が、自ら収集した江戸時代から現代にいたる子供の教育と遊びに関する資料7000点あまりが展示されている。
 当日は、先生のお嬢さんが、案内をしてくださった。
 1階には、明治・大正の教科書、教材、通知簿、卒業証書等が展示され、福沢諭吉の「学問ノススメ」もあり、この本は思っていたより小さな本であった。2階には、江戸時代の寺子屋の再現コーナーや、当時の教科書、筆、硯、文鎮等、また、江戸時代から昭和までの玩具、人形等がたくさん展示されていた。3階には、「日本人のくらし」をテーマに江戸時代の食器、道具、装身具、旅道具等の日用品が集められていた。
 学校や家庭で日常使われていた品々は、時が経つにつれ、しだいに無くなってしまうものであるが、無くならないうちにと、先生が長年かかって全国から収集したこれらの貴重なコレクションのおかげで、当時の暮らしを少しでも知る事が出来たことは、とても興味深いことであった。

 1時間あまりの見学の後、近くの蕎麦屋での昼食となり、その後、場所を移して、これからの例会等について話し合った。 (吉川明美記)



 
 梅の便りを聞く 

 平成15年2月8日 当会員榎本幸子さんのお宅で新年会を開きました。14年度の活動報告のあと、15年度の会長選出、活動プランについて話し合いました。
 3月3日の桃の節句にははやいのですが榎本さん手作りのつるし雛の色彩豊かな華やかさに一同感激しました。掌サイズの端切れでつくられたぬいぐるみ(桃の巾着、猿、雀、鶴など)が赤い糸にいくつも連なりぶら下がって、一つ一つに魔除けや、長寿・お金が貯まる願いがこめられているのです。江戸時代からの風習で、女の子の健やかな成長を願う様子がうかがい知ることができました。それは本当に美しく神々しく輝いて見えました。
 平成15年度の部会長は吉川明美さん、副部会長は榎本幸子さんです。一層のご活躍を期待したいものです。
                                             棚野 愛子記



  川越の町を歩いて
 
  平成14年11月15日 小江戸川越の散策を企画して秋晴れの中八名で楽しみました。
本川越から歩いて十五分徳川ゆかりの寺、喜多院に立ち寄り、美しい紅葉と菊祭展に秋を感じ入りました。境内にある五百羅漢の人間味あふれた表情に親しみを感じました。再び街中へ出て大正浪漫通りを抜け、川越のシンボル「時の鐘」を見上げ、これは一日四回鐘の音を鳴らすそうです。路地を出るとロマンチックな蔵造りの店々が続くメインストリート、大正時代のレトロなお洒落な店もあり、時間をかけて歩きました。川越はサツマイモの産地として有名で駄菓子屋横丁もサツマイモ菓子で楽しい所です。こうして街中の風情は人情味厚く江戸の気質もうかがわれます。まさに伝統文化が漂う街の重みを感じるところでした。

 
               
 


 女性サークルは他の稲門会ではあまり見られない部会だそうです。部員は忙しい人ばかりですが、それでもここまで続いてきたのは無理をしない活動や部員がこのサールクルの集まりを楽しみにし、大切にしてきたお陰だと思います。今年度も楽しく有意義な活動を部員の皆様と共に考えていきたいと思っております。
 4月に開かれた例会で、5月に「唐澤博物館」の見学を行うことが決まりました。秋には他の会員もお誘いできる企画をと考えておりますので、その節はよろしくお願いします。  
  15年度部会長   吉川 明美  昭52年 教育卒