電子版

第29号
早稲田大学東久留米稲門会
  
   平成18年7月10日
   発行責任者  帆角 信美
   編集責任者  井坂 宏

  e-mail: w_higashikurume@nifty.com
   http://homepage2.nifty..com/35292/


会の告知板



 7月22日(土)  18:00〜  カラオケを楽しむ会  シダックス

                  (別途案内チラシあり)
 8月 5日(土)  14:00〜  映画鑑賞会  市民プラザ  題名「ひまわり」    
                  (別途詳細案内あり)

 8月 6日(日)  13:30〜  役員会   成美文化会館          

[大学・校友会関係]
○早稲田大学創立125周年記念事業募金
2006年度分について現在まで143名の会員から申し込みがあり、金額にして¥286,000前年比24名増であった。

○ホームカミングデイ・稲門祭
 当稲門会に割り当てられた福引き券60枚は完売した。会員各位のご協力に感謝します。記念品は9月頃送られてくるので、役員を通じて届けます。  また、福引きの一等は毎年車が当るので乞うご期待。 

○調布稲門会総会
5月20日(土) 創立25周年記念講演として、中村尚志氏より「中高年になってもがんを超早期に発見すれば怖くない」、福岡詩二氏より「大道芸今昔」の講演があった。参加者約80名。当会からは帆角会長が出席した。

○西東京稲門会総会
  5月21日(日) 早稲田大学理事高木直二氏の講演があり、参加者は約60名
当会からは市川・菱山両副会長が出席した。

○東久留米三田会第4回定時総会

4月16日(日) 参加者約40名。  当会からは帆角会長、市川・菱山両副会長・平山事務局長が出席した。

○早稲田大学理工学術院教授による国の研究費不正受給問題で大学当局から帆角会長宛て経緯、調査の概要、大学が行う措置について説明し、冷静な理解を求める文書が送られてきた。

[広報関係]
○会員名簿の発行
 会員名簿への記載内容について先にアンケートを依頼したが、その回答内容を考慮の上会員名簿を発行する。7月の東稲ニュースに同封して会員に届ける。

○「杜の西北」の発行

第12号を6月4日(日)の役員会議後に封筒詰めを行い、ポストマンを通じて東久留米在住の全校友に配った。今回から作成費を抑えるために横書きに改めた。

○ホームページ担当の松崎会員の努力により「杜の西北」第12号についても東久留米稲門会のホームページで閲覧できるようになった。

[
会の報告]
○東京六大学早慶戦観戦会
  5月27日(土)は雨のため中止した。

○第18回ウオーキングを楽しむ集い

 6月18日、朝目覚めて外を見ると雨は上がっている。昨年中止になったコースで二年続けて中止では何とも侘びしいではないか、決行しようと思って森田氏に電話。東久留米改札広場で待合せ、又雨が降ったり止んだり。何人の参加があるか心配したが、ひばりが丘乗車の人を含めても結局7名でスタート。地下鉄丸の内線で東京駅下車、新丸ビル等のビジネス街を抜けて大手門をくぐり東御苑の入り口。「入園票」を受取って入園、全員が中に入るのは初めてとの事、入って直ぐ「三の丸尚蔵館」の花鳥の展示品を見学。巨大な石を積

み上げた石垣の間を歩く。良く剪定された松並木、小雨にぬれた芝生、すばらしい眺めだ。やがて二の丸庭園に着く。丁度花菖蒲が満開で小雨上がりの庭園の風景は又格別だ。次に元大奥があったとする本丸の広大な芝生の中を通り抜ける。「松の廊下」や石垣だけが名残を残す旧「天守閣」をみて、「北桔梗門」東御苑出口で入園票を渡して出る。内堀通りの歩道橋を渡って北の丸公園に入る。科学技術館、日本武道館を右手に見ながら、公園を出ると靖国神社だ。全員で参拝して「遊就館」に入る。零式戦闘機、クワイ河マーチで有名なビルマの鉄道を走った機関車等の展示品を見て、一応今回のウオーキングは終了。ほとんど雨の影響もなく全員大満足、あとは市ヶ谷駅を目指して中央線沿いの土手を歩くこと十五分。今回は人数も少なく、昼食抜きで一気に歩いたので、駅前の最終目的地に十二時半に着く。昼食を兼ねた反省会も和気あいあいで二時間をすごし、解散。地下鉄有楽町線で池袋へ。(久家政裕記)

○映画鑑賞会
 
8月5日(土)に第14回の映画鑑賞会を開催します。今回は初めてイタリア映画を取り上げます。作品は1969年制作の「ひまわり」です。戦後、映画界を席巻したイタリアン・レアリズモの旗手、監督のヴィットリオ・デシーカは「自転車泥棒」で全世界の観客に涙と感動を与えました。その後、大人の離別・恋愛を描いた「終着駅」も傑作のひとつであり、また数々のコメディにも才気を発揮しその多芸振りは飽くことを知らず、そしてこの「ひまわり」は晩年の名作だと云われています。物語は銃後の戦争悲劇で、第二次大戦が終結してもロシア戦線送りの夫は帰ってこない。ソビエトに捜索に行った妻は、夫がロシア娘と再婚しているのを知ります。広大なひまわり畑を捉えたロケーション撮影と、傷心の妻を演じたソフィア・ローレンの熱演がすばらしい。また、ヘンリー・マンシーニの哀切なテーマ曲が随所に奏でられ、この映画の魅力を一層引き立てました。(末光慶二郎記)

[
部会報告]

 ○女性サークル
前回はグルメ部との協力で楽しいビール工場見学でした。次回は市内か極近くで多くの方々が参加できればと考えました。そこで初秋の頃シチズン時計工場(西東京市)の見学を予定しました。今やスイスの側に日本製の機械を入れた時計が世界一と囁かれる程優れて、輸出されているのが日本の時計です。同社には、稲門出身の方も沢山おられるそうです。工場見学後昼食を共にし、爽やかな時候、近くてもあまり行かない例の東京大学演習林を抜けて散策しながら帰りたいと思います。
良いプランやご希望をお寄せ頂き、次々楽しい行事が出来ればと思います。 (菱山房子記)
(ビール工場見学、寺社巡りと和食を味わう会については別途報告あり)

 ○散策山歩き会

   5月20日(土)鳩ノ巣渓谷ハイキングの予定であったが、雨のため中止とした。

 ○書道部会

  5月に内覧会を実施した。9月に錬成会を谷川温泉にて実施する。

部会だより


女性サークル・グルメ部会共催

 6月3日。府中サントリービール工場見学、寺社旧跡巡りと和食を味わう会が企画された。雨模様の曇、雨を気遣ったが、総勢13名(1名現地直行)午後2時東久留米駅を出発した。最初の目的は、松任谷由実の「中央フリーウェイ」にも歌われた「サントリービール工場」。先ず映写で、ビールの(命)であるよい水を求めて、丹沢水系の天然水(深層地下水)がある府中の地に、1963年に工場が建てられた理由説明。ビールの製造過程は工場内を案内され、仕込みから発酵、貯蔵、濾過、缶・樽詰めと映像を交えて説明してくれる。原料の麦芽を口に含んだり、ホップの香りをかいだり、飽きさせない工夫もある。仕上げは、できたての金賞受賞の「ザ・プレミアムモルツ」、「新モルツ」の試飲会だ。会員全員が丸テーブルで喉を潤す。作りたて


のビールの旨さはさすがと、大変好評であった。
武蔵国府跡が地名の起こりである府中、歴史的に由緒ある寺社旧跡が多く点在している。私達が訪れたのは名刹高安寺、足利尊氏が武蔵の安国寺として建立し、臨済宗の大寺院となった。足利氏の滅亡とともに衰えたが、慶長年間に曹洞宗の禅寺として復興された。寺院として歴史を感じる風格ある本堂、荘厳な仁王門、鐘楼は19世紀に再建されたものです。次に、府中宿高札場跡。宿場町の中心に位置し、札の辻と呼ばれていた。屋根を有する腰高の木柵には、江戸時代の法度、掟書、触書を記した高札をかけた。現在も屋根や木柵が現存しており昔が偲ばれる。今回のグルメ探訪≫は、旧甲州街道と下河原緑道の交差点にある割烹番場屋。建物と年代物の調度品が江戸時代の府中宿の旅籠を思わせる佇まいである。料理はお任せで、まずポテトサラダ、刺身、マリネから。前菜盛り合わせは鴨ロースト、鰆の西京漬、牛ステーキなど、いずれも気取らず、素朴な器に盛られた料理は、薄味でしっかりした味付けである。さらに、寿司、海老と季節の野菜の天麩羅、卵豆腐、豚シャブと次々に出てくる料理はボリュームもたっぷり。歩いてきて一汗かいた体を心地よく癒してくれる。飲み物は酒、ビール、焼酎など呑み放題。仕上げは胡麻と餡の2つの団子、ヨーグルトにブルーベリージャム。品数、味、ボリューム、そして雰囲気と、全てに十分満足した夕べの2時間であった。(高橋 勤記)

ゴルフ部会

 第5回東久留米稲門会/三田会親睦ゴルフ会が6月23日(金)、群馬県玉村ゴルフ場で稲門会10名、三田会11名参加のもと催されました。前日の天気予想では降水確率が70%とされ、なんとかプレーに大きな支障が出ない程度の雨であってほしいと願っていましたが、当日は曇り〜晴れとなり又気温は30度近くでも湿度50%とまずまずのゴルフ日和となりました。競技は上位4人のネットスコアー合計で競う団体戦は、稲門会諸兄の臥薪嘗胆の甲斐あって294対299の5ポイント差で初勝利。個人戦でも初参加の藍原さんがネット69グロス90で優勝。夕刻志乃での表彰式で当会会員は大いに盛り上がりました(三田会の一部からは余り勝ち続けると面白みが薄れるので今回の結果にほっとしているとの声もあったようです)。本年秋も2回ゴルフ会を計画しております。多数のご参加を期待します。(伊東 毅記)

俳句部会

 第74回句会を5月27日(土)午後1時半より中央公民館、会議室にて開催。出席者8名。投句のみ6名。新部会長の太田蔵之助(千雪)さんの提案で、橘前部会長への追悼句をご霊前に手向けることになり、各自1句短冊にしたため、次の7月7日の句会に提出することにした。
    兼題 「新緑、緑さす」 当季雑詠、各1句
    席題 「かたつむり・ででむし」
   
  高得点句
    野仏の肩にででむし雨模様       三田  三(畔巣)
    一筆の飛行機雲や風五月        神田 尚計
    句に向けし一途な思ひ虎が雨       河村 洋子
    母の日や母のやうなる妻と居て      太田蔵之助(千雪)
    緑さす東照宮の透塀          河村 洋子

囲碁部会
 5月28日(日)の囲碁部例会日から、西東京稲門会の囲碁愛好者4人が当部会に合流することになった。年会費まで頂き、全く当部会のメンバーと同等の扱いである。一段と対局者の層も厚くなり、当部会としては大いに歓迎するところである。6月10日(土)には、恒例の「オール早稲田囲碁祭」が日本棋院市ヶ谷本院にて開催された。今回で6回目となり、参加人員も年々増加し、今年は250名を突破する勢いである。現在は主に首都圏に限定されているが、将来はネット対局も視野に入れた全国大会の開催という遠大な構想を事務局は持っているようである。当部会からは、2チーム11名(補欠1名を含む)と、級位者個人戦に1名の12名が参加、Aクラス4位、Fクラス2位、個人戦2位とまずまずの成績となった。閉会後、これも恒例となっているが、近くの私学会館でコーヒーとビールで昼間の熱戦の心地よい?疲れを癒す懇談の席をもった。(辰巳徳蔵記



〈会員リレーエッセイ〉 
 〜噴水広場〜


 私の故郷「八丈島」  苅草正守(36年政経)
 空と海が青く、それだけ照葉樹林の緑と雲の白さが映えて、強い風が吹き抜けていく。八丈島は富士火山帯南端の小島である。本来は別々の海底火山が同じ所に隆起して、小さな火山島には珍しく、中央部分に平地と水力発電を持ち、異なる地質と温帯・亜熱帯分離線に近いため陸上・海中ともに多様な動植物群を混生させている。島に残る言い伝えの一つに「女護ヶ島」伝説がある。八丈島と南方二十里の海上にある青ヶ島は常に食糧難におびえ、人口増を防ぐために男はすべて青ヶ島に移り住んで、これを「おのこヶ島」転じて「鬼ヶ島」と呼び、八丈島を女だけの島「女護ヶ島」と呼んだのである。一年に一度の南風の吹く日に島の「めならべ」達は紅い鼻緒の草履を編んで岸辺に並べ、鬼ヶ島から風に乗って渡って来た男達の中で自分の草履をはいた者を夫に迎え、生まれた子供が男であれば、翌年の南風の日に鬼ヶ島へ送り出した。「南風だよ 皆出ておじゃれ迎え草履の紅鼻緒」島に残る民謡「ショメ節」の一節である。「めならべ」は若い娘の方言で「女童」が語源である。男尊女卑の風習など中世の風俗伝説を残す、八丈島はそのような孤島である。





新会員紹介
 
 歓迎の言葉   会長 帆角信美
 ご入会を心より歓迎いたします。皆さまのところには機関誌「杜の西北」が年1回、「東稲ニュース」が年5回届けられるほか、原則として毎月、各種行事の案内チラシが届けられます。関心を持ったり興味を抱いたりする部会や行事がありましたら、お気軽にご参加下さい。ご家族連れのご参加、大歓迎です。また、会に対してご要望やご意見がございましたら、事務局に直接またはHPを通じてお寄せ下さい。


 
足で書く   伊佐 九三四郎(昭31・文)
 もう何年も前から、神田さんを通じて松崎さん、森田さんと「蕎麦喰い四人衆の会」ができ、手打ち蕎麦、酒、旅を楽しんでいました。勿論大学の校友会費は払い込んでいたのですが、今回の講演を機に東久留米稲門会に入れていただきましたので、よろしくお願いいたします。長いことつづけてきた「足で書く」仕事の締めくくりで、今年から『大河紀行・荒川−秩父山地から東京湾まで』のテーマに取り組んでいます。手始めに奥秩父甲武信岳真ノ沢に「荒ぶる」川の最初の一滴を求めて谷を溯行すべく準備を重ねているところです。このトシになると寿命との競争ですが、一冊にまとめるべく、じっくり取り組みたいと思っています。「光あるうちに」が現在の心境です。
 

 新入会員の挨拶  服部雄吉(昭41・教育)
 私は去年7月当地に引っ越してまいりました。早や一年になります。東久留米近辺を散策しますと、何と湧水と里山が多いのにびっくりしました。ここは自然がまだいっぱい残っているのだと思いました。今年の正月に東久留米七福神巡りにいきすごくいい運動になりました。これからはこの土地の歴史を研究していきたいと思っております。まだ不慣れな私ですが今後皆さんどうぞよろしくお願いいたします。

○平成18年度新入・再入会員の皆さん   (受付順)4月29日現在
     非掲載



原稿募集
 東稲ニュースでは、会員の皆様の原稿を募集しています。
内容は、エッセイの外、絵画、写真、陶芸、人形等の創作、詩、短歌、俳句等本誌上で発表できるものなら何でも結構です。また、最近読んで感銘を受けた本の感想、得意料理のレシピ等もお寄せ頂きたいと思っています。東稲ニュースに掲載されたい方は東稲ニュースタイトルの所にあるメールアドレスにメールして頂くか、または東稲ニュース第26号に編集委員の氏名が掲載されていますので、その内の誰にでも結構ですのでご連絡下さい。

(編集後記)○梅雨の真っ最中で九州では連日豪雨のニュースが報道されています。当稲門会の会員にも九州出身の方がいますが、大きな災害のない事を心からお祈り申し上げます。東京では毎日曇りでむしむししている割には雨が少なく、今後梅雨の後半に雨が降らないと夏の水不足が心配になります。○今回新入会員の紹介をさせて頂きました。前回自己紹介の文を書いて頂いた藍原さんの活躍で三田会とのゴルフ対抗戦に初めて勝つことが出来ました。新入会員の方でいろいろ趣味を持っておられる方、当稲門会にもいろいろな趣味の会がありますので是非仲間に入って下さい。○ワールドサッカーは、日本は残念な結果に終わりました。また4年後に期待しましょう。(井坂)