ウォーキング&山歩き(第69回)11月26日高尾山から尾根歩き_城山を経て小仏峠を下る

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先ず、お詫びから。当初の案内では、ケーブルカーで高尾山を登ることから「今回のウォーキングの負荷は軽いので、気軽にご参加下さい」と書きましたが、実際に下見に赴くと、高尾山頂上より先の尾根歩きのアップダウンは、山歩き初級者程度の負荷があることが分かり、直前になってその旨を修正(参加実績のある方へメールで送付)、失礼致しました。
年間300万人が訪れ、仏国のミシュラン観光ガイドで三星を取得している高尾山は、多くの方が行ったことがあると言われる人気スポットである。信仰面では、薬王院の開基は天平16年(744年)に遡る歴史を誇る。今回は、先ず前に来たことを(昔を?)思い出しながら高尾山頂上迄歩き、その先山梨県迄続く「小仏層群」*と命名される地層の褶曲構造の尾根伝いに、富士山の眺望や終盤期の紅葉を楽しみながらウォーキングすることにしました。
*日本列島が大陸から分れるより遥か前の1億年前に、海底に堆積した砂や泥の層が、地殻変動に伴い盛り上げられてできた。高尾山の造山もその一環。
恵まれた空模様の下に総勢11名(紅1点)は、日本一の斜度を持つケーブルカーで一息に標高472mの高尾山駅に立った。1号路に沿って高い木々が茂る道を進み、蛸足のような根の蛸杉を過ぎ、女坂を登り(老齢を考慮)、薬王院の仁王門を潜って烏天狗に出会って休憩。大本堂脇の階段を登って永和元年( 1375年)に中興開基された飯綱(いいづな)権現堂をお参り、その先に続く坂道には少し息を切らせながら標高599mの山頂に着いた。山頂はビジターセンター、茶店、トイレ等、良く整備された広場になっており、平日にも拘わらず観光客が多く、また少なからぬ外国人も混じっていた。展望台からは、少し霞んでいたが上半身に雪をまとった富士山が望まれ、快晴なら絶景スポットであろうと容易に想像された。更に少し進んで、観光客も減った「もみじ台」(奥高尾)にある茶店で、名物の「なめこ汁」に舌鼓を打ちながら昼食をとった。「なめこ汁」の美味と不愛想な店員が記憶に残った。
昼食後は、標高差127mを下り、再び99mを登って小1時間、一丁平で休憩。途中、紅葉はほぼ終わっていたが、ここの展望台からも富士山を含む山々が望まれ、高尾山に比べて回りに人が少ないだけに、雄大な眺望をゆっくりと楽しむことが出来た。更に小半時かけて、標高差99mに息を切らせて登り、漸く今回の最高峰670mの城山に到達。次に備えて長めの休憩をとり、きつかった急なダウンの後のアップによる疲れを癒した。城山から小仏峠(548m)迄は30分弱で一気に下ったが、途中、相模湖を見下ろす景色の美しさは、一時歩みを忘れて佇んでしまう程であった。
その昔、甲州道中(甲州街道の旧称)の難所と言われた小仏峠は、今春「甲州街道を歩く」企画で高尾方面から登り、きつかった記憶があるが、今回は逆に小仏峠から高尾方面に下り、街道の登りと下りの負荷が雲泥の差であることを改めて実感したものである。
東久留米に帰り、恒例の打ち上げを行った。     部会長 東海俊孝
薬王院仁王門前烏天狗前高尾山山頂城山頂上の広場