ウォーキング&山歩き部会 第61回 【小峰公園と秋川コース】

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7月10日(月)、気象庁による梅雨明け宣言が未だ出ていないのに連日の猛暑続で、当初の目算である「梅雨の晴れ間の爽快な気分を味わう」が全く外れてしまいましたが、この時期としては多い15名(内女性6名)の参加を得て、林道の涼風に包まれて森林浴をしながらのハイキングという目論見を、JRの終着駅武蔵五日市から始めた。綺麗な内装の駅を出てバスが通る広い坂道を1.7㎞歩き、あきるの市留原地区で共同の草刈場として古くから利用されていた山林に作られた「小峰ふれあい自然郷」(8.2㌶、都立小峰公園)を訪れた。入口のビジターセンターで公園の展示を観ながら小休止。真夏の遮蔽物のない道路での歩行を少し味わって、これから歩む公園の樹間の尾根道と、広徳寺まで続く林道迄は良いとして、それを抜けた後の駅までの帰路の酷暑が心配になった次第。(閑話休題:中国の太古の伝説によれば、10個の太陽が1個づつ日替わりで天に昇っていた。堯(ぎょう)帝の時代に10個が一度に出現し、灼熱で草木は枯れた。堯の命を受けた弓の名人羿(げい)が9個の太陽を射落とし、人々を救った。10日=10個の太陽、という期日設定が悪かったと、主宰者として反省至極)
公園内では、八坂神社➡庚申塔➡馬頭観音➡最高地点336mへ、1.2㎞の距離で標高差130mを登った。この間、階段を含む急坂もあったが、樹間をそよぐ涼風が心地よく、休憩をとりつつ皆難なく登頂し、木立の下の狭いが涼しい道端で昼食を広げた。
午後は公園の頂上から園外に出て、木々の間にそよぐ涼風を浴びながら1.7㎞のなだらかな林道を下り、南北朝時代開山の禅刹、広徳寺を訪ねた。我々以外に訪れる者が殆どいない閑静な山の麓に、古色蒼然として歴史を感じさせる山門や本堂が、数本の銀杏の巨木に抱かれて佇んでいた。場所と時代は異なるが、「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」と芭蕉が詠んだ出羽国立石寺の風景が、訪れたこともないのに頭をよぎった。境内には、都が天然記念物に指定した「タラヨウ」(中国の暖帯、日本では東海以西に分布する高木の常緑樹)と「カヤ」の巨木も茂っており、五日市の古刹を讃えているかのようであった。
広徳寺から武蔵五日市駅迄の帰路2キロ半は、午前中での危惧の通り酷暑の洗礼に苛まれてしまった。途中、阿伎留神社に詣でたが、普段なら手こずらないであろう秋川河畔から神社境内に登る坂道が非常にきつく感じられた。大半の参加者がここまでに飲み水を切らせており、その後漸く駅に至る大きな道路に出て飲料の自販機に出会って喉を潤したという、普段はしない経験をさせてしまい、反省!
帰路は朝とは逆にJR五日市線を拝島で乗り換え、西武の各線を乗り継いで東久留米に戻り、恒例の打ち上げとなった。駅前のファミレスで、酷暑を凌いだ本日の参加者ほぼ全員の参加を得て、盛り上がっていた。                  東海俊孝記
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