第76回ウォーキング&山歩き(R2.2.10実施)

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【大田黒記念公園、善福寺緑化公園、和田堀公園、大宮八幡宮】活動報告
暦の上では立春を過ぎているものの、例年なら厳冬真っ只中の筈の季節、冬将軍の到来を危惧していたのに反し、穏やかな温かいウォーキング日和に恵まれ、総勢18名(男15女3)と大勢の参加を得て、荻窪駅南口から6㎞半程度のウォーキングを開始した。
短い商店街を抜け10分程で、音楽評論家大田黒元雄氏の屋敷跡地につくられた大田黒記念公園に着く。荻窪のゆるく起伏する台地に自然の地形を活かした、回遊式日本庭園の入り口は見事である。総檜、切妻づくりで、左右に築地塀のある重厚な構えの正門と、そこから真直ぐに70m続く、樹齢100年を経た大公孫樹の並木を進む。設えた茶室からの細い流れが、広く明るい芝生の庭を下って庭園の中核である池に注ぎ、辺りの鬱蒼と繁る樹木と一緒になると、深山の雰囲気を漂わせていた。空襲を免れた荻窪一帯の幸運が頭を過ぎった。
公園前から、荻外荘*通りを500m程で、善福寺川の春日橋へ。ここから本日の主目的、川沿いのウォーキングを始めた。(*注:歴史書に出てくる、近衛文麿の別邸。当時の荻窪は駅前にソバ屋があるだけで、一望の畑と林だった。現在、一部のみが公園になり公開。)
善福寺川は、杉並区の善福寺公園内にある善福寺池に源を発し、地下鉄丸ノ内線中野富士見町駅付近で神田川に合流する。中流の川沿いに都立善福寺川緑地と都立和田堀公園が全長4 km超に渡り整備されている。この間は、かなり幅広く茂る木立の中に、歩く道に加えてベンチやトイレが整備されており、ウォーキングにこの上ない環境を提供してくれていた。
冬枯れの風景の中でもウォーキングを楽しんでいたので、600本の桜が咲き競う春、新緑に包まれる季節、夏の蛍等々、何回でも歩きたいと思ったものである。我々は、18名全員が車座に座れるベンチを見つけ、冬の日差しの中、少し聞し召す者も含めて、昼食を楽しんだ。
善福寺川は住宅地の低地を流れる河川であり、古くから氾濫が知られているが、都市化とともに善福寺池に流入する水量が激減し、普段は、都の清流復活事業により千川上水へ通されている下水高度処理水を、上流に放水している(1989年から)とのことである。
川沿いを歩き詰めて、善福寺川に接した大宮八幡宮に至る。源頼義により建立された武蔵国の三大宮の一つ。前九年の役のとき、鎮守府将軍・源頼義は、奥州に向かう途中、武蔵国にて「八幡大神の御守護のしるしの吉兆」を見、乱を平定した後の康平6年(1063年)に神社を創建したとされる。「多摩の大宮」とも呼ばれ、境内は約15,000坪(明治維新後、35,000坪が押収された後)と都内でも3番目の広さに建つ、深遠で荘厳な社が印象的であった。子育て・安産に特に御利益があるとされ、遠方からも多数の参拝客が訪れるという。
この後、井之頭線西永福駅から帰路に就いた。途中、井之頭公園の池畔を散策し、吉祥寺では、駅にほど近い、排出する煙に燻されているかに見える有名な焼き鳥屋に上がり、打ち上げを行った。(東海俊孝記)
太田黒公園善福寺川