年頭にあたって
                      
帆角 信美会長  昭36年法卒 

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 さて、昨年は東久留米稲門会にとって記念すべき年でしたし、また記念すべき年ともなりました。それは、昨年が当会創立10年目にあたる年であったからでしたし、昨年11月、創立10周年記念事業として立ち上げた「早稲田大学グリ−クラブ演奏会」を成功との大方の評価を得て、終らせることができたからでした。

 立ち上げにあたり役員諸氏に集まっていただき、記念事業を行うか、行うなら何をやるか、どういう形でやるかを自由に議論した結果、記念事業として「早稲田大学グリ−クラブ演奏会」を開くこと、できるだけ多くの会員の方に出席していただくため、今まで積み立ててきた繰越金を使って、会員の方1名と同伴者1名を無料で招待すること、市内在住の校友の方にも関心を持っていただき、これを機に入会する気持ちになってもらおうとの願いのもとに、約800名の校友に対して校友1名・同伴者1名が1千円で入場できる旨の開催案内を出すこと、それでも満席にならない場合はサ−クル活動などを通して
知り合った方々に1名1千円で入場チケットを販売することを決めました。そして第10回定時総会終了後、松崎副会長を委員長とする実行委員会が新たに発足しました。それからは松崎委員長のもと委員がそれぞれ役割を分担して、会場の手配、グリ−クラブとの出演交渉、案内状やチケットなどの作成・配布、出欠の確認、懇親パ−ティの料理や飲み物などの手配、入金の確認、会場整備などを試行錯誤を繰り返しながらも準備を進めて、11月21日の演奏会の当日を迎えました。

 当日は願いが天に通じたのか穏やかな日和に恵まれました。出足はきっといいはずだと思いつつ、役員は早くから総出で成美会館に集まって準備万端整えて、出席予定者が来るのを待ちました。午後1時頃から受付が混み出し一時混雑はしたもの、開演前には264席の会場がほぼ埋まり、午後2時にグリ−クラブ員30名による校歌が会場いっぱいに響き渡り、演奏会が始まりました。演奏会を満喫していただいたあとは、会場を3階に移して、近隣稲門会の招待客、グリ−クラブ員、会員・同伴者合わせて120余名が集まって懇親パ−ティが開かれ、狭い会場で肩を触れ合いながらお互いの親睦をさらに深めることができました。

 これも会員の方々のご協力とご支援の賜物と心から御礼申し上げますとともに、演奏会を裏で支えてくれた役員の方々の熱意と努力そして類まれな力量に心から感謝と敬意を表する次第です。

 昨年の演奏会実施の過程で示した当会の組織力と結束力を糧に、今年も会員の皆様、役員の皆様、ご家族の皆様の力強いご支援をいただいて、会員相互の親睦を一層深めることを中心に活動するとともに、まだ当会に加入されていない市内在住の校友の方々にさらに当会の存在と雰囲気の良さを訴えて入会を促していきたいと思っています。皆様のお近くにきっと校友の方が居るはずです。皆様からも是非入会をお勧めくださるようお願いいたします。
                                平成17年元旦